自然なこころで生きる

たわいのない話

梅雨入り

 

 

九州地方は昨日梅雨入りした。

若い頃、この時期は梅雨明け直後に実施されるある試験の二次試験対策の勉強をしていたので、梅雨の季節は鬱陶しいだけでなく憂鬱で一年の中で最も嫌な時期だった。

 

爽やかと言えるかどうか自信はないがコミタスのピアノ曲はBGMに良い。

聴く者に無理強いしない。

メッセージやテーマを聴く者に強く印象付けようとしていない。

かといって、何もない訳ではない。

穏やかで静かな感じがする。

 


KOMITAS, SHUSHIKI

 

「静けさ」は「悲しみ・哀しみ」とともに心惹かれる美術品や音楽に共通している。

 酒井抱一の「夏秋草図屏風」は雨に打たれる夏草と風になびく秋草を描きながら「静けさ」を感じる。

音のないフイルム映像。

「静けさ」はやがて「悲しみ・哀しみ」を生むのだろう。

 

若い頃の嫌な思い出を除けば雨の景色は悪くない。

特に東アジアに住む者にとって梅雨は田植えに欠かせない命の水であるし、梅雨の季節は日本の原風景である。

湿潤さこそが日本なのだろう。