読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

自然なこころで生きる

たわいのない話

レノン・マッカートニー

ビートルズのファンだったので友人関係の範型はレノン・マッカートニーだった。

しかし、なかなかそういう友人に出会えなかったし、将来もそうであろうと思っていた。それが普通なのだ。

大学に入学して頭腦明晰な同級生と出会った。

豊富な語彙を有しそれを的確かつ鮮やかに用いていた。

そして記憶力と論理構成力に優れていた。

とうてい及ばないとシャッポを脱いだ。

その上育ちが良くて表裏のない人柄だった。

友人になった。

私たちはレノン・マッカートニーだと思った

 

様々な事情から彼と疎遠になっていた時期、母が入院した。

あまり長く生きられないと医師から告げられたとき彼に連絡した。

それまで、私は人に弱さを見せないようにしていた。

直ぐに分かりにくい名前と場所にある病院まで訪ねてくれた。

誠実で優しい人柄に私たち夫婦は感謝した。

一番の心の支えだった。

大学時代、妻と付き合うのを応援してくれたのは彼だった。

 彼から裏切られることはない、そこに絶対の信頼を置いてきた。

レノン・マッカートニーはジョン・レノンの死によって完全な関係修復をされずに終わった。

私たちは彼らに才能、名声、財産も遠く及ばない。

しかし、私たちの友人関係だけは彼らに勝る。

私たちは本物以上のレノン・マッカートニーになった。

 

f:id:satoufayukio:20170207073116j:image